ブログ
No.53 マネジメントを機能させる最善の方法とは?
2022-07-13

こんにちは、アオイパートナーズの齋藤です。
先日、懇意にしている会社の社長から相談を受けました。
「ウチにはマネジメントを任せられる人材がいない。自分が直接マネジメントするには限界がある。誰かいい人材はいませんか?」
このたぐいの相談は、近年特に多くなってきています。
たしかに、地方の中小企業においてマネジメント人材が不足していることは、私自身も日々実感しています。
一応、課長とか部長とかの役職を付けて管理者を置いてはいますが、マネジメントが機能しているとはとても言えない実態が多く見受けられます。
皆さんの会社では、マネジメントがしっかり機能しているでしょうか?
ドラッカーは、マネジメントを「組織に成果をあげさせるための機能」とし、
先日、懇意にしている会社の社長から相談を受けました。
「ウチにはマネジメントを任せられる人材がいない。自分が直接マネジメントするには限界がある。誰かいい人材はいませんか?」
このたぐいの相談は、近年特に多くなってきています。
たしかに、地方の中小企業においてマネジメント人材が不足していることは、私自身も日々実感しています。
一応、課長とか部長とかの役職を付けて管理者を置いてはいますが、マネジメントが機能しているとはとても言えない実態が多く見受けられます。
皆さんの会社では、マネジメントがしっかり機能しているでしょうか?
ドラッカーは、マネジメントを「組織に成果をあげさせるための機能」とし、
マネージャーを「組織の成果に責任を持つ者」と定義しています。
つまり、マネジメントの目的は「組織を機能させて成果をあげること」。
そしてマネージャーは、指示を出したり管理したりチームをまとめたりするだけでなく、
つまり、マネジメントの目的は「組織を機能させて成果をあげること」。
そしてマネージャーは、指示を出したり管理したりチームをまとめたりするだけでなく、
組織の成果に責任を持つ人でなければなりません。
このようなマネジメントの意味を、そもそも経営者がしっかり理解していなければ、
このようなマネジメントの意味を、そもそも経営者がしっかり理解していなければ、
マネジメント人材を育てられるはずがありません。
マネジメントを「管理すること」「部下の気持ちに寄り添うこと」「部下のモチベーションを上げること」
マネジメントを「管理すること」「部下の気持ちに寄り添うこと」「部下のモチベーションを上げること」
「問題解決をすること」など部分的に理解していては、マネジメント人材に対する要求や対処も、
場当たり的でその場しのぎで的外れになってしまいます。
冒頭の相談を受けた会社は、業績10年、30人規模の会社で管理職が4名おり、
冒頭の相談を受けた会社は、業績10年、30人規模の会社で管理職が4名おり、
組織図としてはそれなりのカタチになっています。
しかしながら、社長曰く「責任感がない」「やり方も考えられない」「人を動かせない」とのこと。
「早く何とかしなければと」という社長の気持ちはわかりますが、
しかしながら、社長曰く「責任感がない」「やり方も考えられない」「人を動かせない」とのこと。
「早く何とかしなければと」という社長の気持ちはわかりますが、
それにしても「誰かいい人材はいませんか?」というのは短絡的すぎる。
この社長とは、率直な意見を言える関係性ができているので、私から遠慮なく言わせてもらいました。
「社長、勘違いしていませんか?」と。
最大の勘違いは、本人の資質さえあればマネジメントがうまくいくと思っていること。
マネジメントの資質がある、他組織でマネジメントの経験がある、やり方も考えられるし人も動かせる、
この社長とは、率直な意見を言える関係性ができているので、私から遠慮なく言わせてもらいました。
「社長、勘違いしていませんか?」と。
最大の勘違いは、本人の資質さえあればマネジメントがうまくいくと思っていること。
マネジメントの資質がある、他組織でマネジメントの経験がある、やり方も考えられるし人も動かせる、
安心してマネジメントを任せられる、このような人材を地方の中小企業で採用できると期待する方が無理というもの。
また、仮に他組織でマネジメントの経験があったとしても、その経験が自社で活かせるかどうかは別問題。
なぜなら、業務のやり方、社員の個性、組織の風土、トップの考え方などが全く違うからです。
さらには、外から人材を確保しようというのは、社内で育てるつもりがないということ。
「マネジメントを任せたい」という言葉から、「丸投げしたい」という本音が見えます。
仮に縁あって、高い資質を持った人材を採用できたとしても、長続きすることはまずありません。
会社が人材を育てるつもりがないとわかれば、「自分がこの会社にいても処遇も上がらないし成長もできない」
また、仮に他組織でマネジメントの経験があったとしても、その経験が自社で活かせるかどうかは別問題。
なぜなら、業務のやり方、社員の個性、組織の風土、トップの考え方などが全く違うからです。
さらには、外から人材を確保しようというのは、社内で育てるつもりがないということ。
「マネジメントを任せたい」という言葉から、「丸投げしたい」という本音が見えます。
仮に縁あって、高い資質を持った人材を採用できたとしても、長続きすることはまずありません。
会社が人材を育てるつもりがないとわかれば、「自分がこの会社にいても処遇も上がらないし成長もできない」
と思うからです。
ないものねだりをして時間を浪費するよりも、今あるリソースを活かすことに注力すべきです。
「組織で成果をあげる」ために、成果をあげる仕組みを作らなければなりません。
マネジメントを機能させる最善の方法は、特定の人に依存し過ぎないマネジメントの仕組みを構築することです。
成果をあげるための「再現性」「継続性」「ノウハウの蓄積」を可能にする最善の方法は、仕組み化することです。
まずは仕組みを作り、内外の環境変化に合わせて仕組みを進化させる。
その仕組みがあるからこそ、トップ・ミドルが本来やるべきこと、
ないものねだりをして時間を浪費するよりも、今あるリソースを活かすことに注力すべきです。
「組織で成果をあげる」ために、成果をあげる仕組みを作らなければなりません。
マネジメントを機能させる最善の方法は、特定の人に依存し過ぎないマネジメントの仕組みを構築することです。
成果をあげるための「再現性」「継続性」「ノウハウの蓄積」を可能にする最善の方法は、仕組み化することです。
まずは仕組みを作り、内外の環境変化に合わせて仕組みを進化させる。
その仕組みがあるからこそ、トップ・ミドルが本来やるべきこと、
未来を創るための新たな取り組みに時間をかけることができるようになります。
中小企業のマネジメント人材不足は、今後解消されることはないでしょう。
マネジメントが機能不全に陥っている中小企業は、仕組みをうまく活用して成果をあげるための取り組みが急務です。
このような話をさせていただいたところ、社長から「一緒に仕組み化に取り組んでほしい」との依頼を受けました。
弊社も組織の成果にコミットし、全力でサポートしていく所存です。
中小企業のマネジメント人材不足は、今後解消されることはないでしょう。
マネジメントが機能不全に陥っている中小企業は、仕組みをうまく活用して成果をあげるための取り組みが急務です。
このような話をさせていただいたところ、社長から「一緒に仕組み化に取り組んでほしい」との依頼を受けました。
弊社も組織の成果にコミットし、全力でサポートしていく所存です。
