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No.85 第12回「マネ研」~質問力を磨く~

2023-03-09
カテゴリ:マネ研(組織マネジメント研究会)
こんにちは、アオイパートナーズの齋藤です。
昨日、組織マネジメント研究会「マネ研」の第12回目の月次勉強会を実施しました。

「マネ研」は、対話を通してマネジメントのスキルアップを目指す勉強会としてスタートし、丸1年が経ちました。
この1年間、組織の3要素である「共通目的」「貢献意欲」「コミュニケーション」を軸にして、メンバーそれぞれの考え方や取組事例をシェアしながら、各自の気づきを持ち帰ってもらうことを意識して進めてきました。
仕事や業界の特徴、社員の個性や会社の風土、経営者自身の考え方など、すべてが違うメンバーだからこそ、
1年間の活動を通して新たな気づきを得られる場になったのではないかと思っています。

来月から「マネ研」は2年目に入ります。
組織マネジメントの一番の目的は「周りを動かして成果を上げる」ことですから、
それに直結するスキルを磨いていく勉強会でありたいと思っています。
その一番のスキルは何か?
周りを巻き込んでいくために最も必要なスキルと言えば、私は「質問力」だと断言します。
したがって、来月からの「マネ研」は、マネジメント研修の原点に戻り「質問力」を磨く場とすることにしました。

ということで、昨日の勉強会では「質問」について意見交換をしました。
・質問で人は動かせるのか?
・人を動かせない質問は質が悪いからではないか?
・指示しても動かないのは本人が理解・納得していないからではないか?
・理解・納得してもらうにはどうしたらいいか?
・理解・納得してもやる気にならないのはなぜか?
・やる気を起こさせるにはどうしたらいいか?
・自分が自主的に動くときはどんな時か?
・自分が指示されて素直に聴けるのはどんな相手か?
・自分が愛を感じるのはどんな時か?  等々

リーダーやマネージャーが組織において質問を使うのは、組織を望ましい考え方に導き、
望ましい行動を起こさせて、成果につながるようにするためです。
そんなことが質問をうまく使うことで実現できるのか、半信半疑のメンバーもいました。

質問にはすごい力があります。
私は質問の力を次のように考えています。
・質問は相手を強制的に特定の方向で考えさせる。質問をした方が話の主導権をとれる。
・質問によって相手のやる気を引き出し、主体的な行動を促すことができる。
・5W3Hを意識して質問することで、判断や意思決定に必要な情報をもれなくとれる。
・質問をうまく使うことで、良い関係性が作れる。
・質問によって、相手の考える力を育むことができる。

質問の効果はまだまだたくさんありますが、質問力が組織マネジメントにおいて
必須のスキルだということは疑う余地がないでしょう。

今後の「マネ研」では、メンバーが抱えている現実の問題を質問によって深掘りし、
真の問題を明らかにしていきます。
その上で、問題解決のアクションプランを質問によってプラッシュアップしていきます。
このプロセスを通して、マネジメントを担うメンバーの質問力に磨きをかけていくことになります。
今は質問の力や効果について半信半疑なメンバーも、回を重ねるごとに、
質問で思ってもいなかった変化が起きることを目の当たりにすることでしょう。
これまで10年以上「質問セッション」という手法でリーダーシップ開発に取り組んできた弊社には、
その確信があります。
2年目の「マネ研」も楽しみです!

これまで、マネ研の活動を毎月ブログで紹介してきましたが、
今後はメンバー自身が抱えている具体的な問題をテーマに取り上げるので、厳正な守秘義務が課せられるため、
ブログで紹介は控えることといたします。

「マネ研」の活動はこれからも継続しますので、興味がある方はぜひお問い合わせ下さい!